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ここでは小皿に入った一品料理が沢山あり、それらを色々頼んでみんなで一緒に食べるタパス形式が店のお勧めだ。ケサディアス(トルティーアの中に色々挟んだもの)鶏肉、トマト、玉葱入り、キノコとチーズ入り等$2.90。魚のマリネ$6.90。エビとトマトソース、コリアンダー、アボカドのディップ$6.90。
辛さは、コリアンダーとハラペーニョ(辛みが少なく新鮮なコリアンダーが沢山入っていて香りが口に広がる)とチリソースで味つけが出来る。メキシコ料理は辛いものと思われがちだがそれはある一部分の地域だけで、大体の料理は辛くないそうだ。 トマトスープにクリーム、チーズ、トウモロコシのチップスを砕いたものが入っているスパアズテカ$4.50。スープがしみ込んでいるけどまだぱりぱり感が残るチップスととろけるチーズを頬張ったときの満足感は、ディップを山盛りのせたナチョスよりも高い。 サボテンはメキシコのどこでも生えていて頻繁に食卓に出てくる食材だ。以前サボテンピザというのを見たが食べ損なったので今度こそはと意気込んでサボテンサラダ$5.50を頼んだが大したことない、粘りの少ないオクラといった感じだった。 他には3種類のチリ、チョコレート、トマトと7種類の豆を使ったソースで絡めた鶏肉。ピーナッツソースがたっぷり掛かったポーク。バナナの葉に包まれた細かく裂いたポーク。牛肉の舌のトマトソース等$4.00〜$6.75メニューが全部で42品ある。 レストランを開く前はジャズフェスティバルのメインステージのすぐ隣でマンゴスティック、ナッチョス、ファヒタ等を販売していたそうだ。いい仕事ではあったが販売するメニューが本物のメキシカン料理とはかけ離れた、一般大衆的なスーパーで手軽に買えるタコキット系だったのでやりきれないものがあり、レストランを出すことを決心する。移民なので家賃の支払い信用度が低く場所の貸し手が現れるのに時間が掛かった。2年目にふとしたことでスペイン人の大家に出会い、彼の協力でようやくレストランが開けることになった。メニューを一つ尋ねると10答えが返ってくる気合いの入りようだ。メキシコに旅行したことのあるお客さんから、ああこういうの食べたなあ、と喜ばれることが多いそうだ。 | ||||||||
Maria Bonita(メキシコ料理) 5269 Av Casgrain (514) 807-4377
火〜土:16:00〜23:00 | ||||||||
取材・文:坂井 桂子 | ||||||||
過去のレストラン | ||||||||
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