インド人にも好評な日本のカレーはイギリスを経由してきてやって来たので、本場のインドのカレーとは少しレシピが違う。たとえば小麦粉を入れてとろみをつけている日本のカレーに比べて、インドのカレーはさらさらしていて水っぽい。

 モントリオールにある多くのカレー屋はイギリスにすんでいたインド人の経営でイギリス式カレーを出す。もちろん、日本のカレーとは味が全然違うけど、ルートが同じなのかと思うと親しみがわいてくる。というわけで今回はカレー屋探索だ!

 メトロのロリエ駅から歩いて10分ほどにあるその店は、Royal Cariといい創業から13年になる。中に入るとすぐ両脇にゾウの置物が並んでいる。店の中は窓型に大きく切り抜かれた壁で2つに区切ってある。店の人は聞いてもいないのにメニューの説明をしてくれたり、ちょっとカウンターの方を振り向くだけで、「何か必要ですか?」とテーブルまで聞きに来てくれたりしてとても丁寧だ。

 はじめのスープはターメリック色をして上澄みにレモンのスライス、コリアンダーが浮かんでいる。驚いたのはスープがのどを通るときに、かたい豆をすりつぶしたような(いやでない)イガイガした感触とジンジャー、ガーリックのたまらないチリチリ感だ。それに加え、チキンスープベースのしっかりした味にレモンの酸味とコリアンダーの香りが一緒になって飲み応えがある。インドではスパイスの効能を重んじるが、個々の効能がどうのこうのというよりも複数を混ぜ合わせたときに体に良いという考え方だそうで、料理にいっぱいスパイスが入っている。確かにこのスープは風邪でのどが痛いときに良さそうだ。

 カレーは迷うほどにいろんな種類がある。マイルドを通り越して甘いコルマ(ヨーグルト、アーモンドなどが入ってる。)激辛のホットマドラスカレー、ビンダロー、(ウエイターの人がこれは自分でも食べれないと言っていた。)マイルドな辛さのものはコライ、ボーナ。ダンサックは甘酸っぱくて辛口、ロガンジョシュはトマトがたくさん入っていてマイルドの辛さ。値段は$8.95$12.95。付け合わせはターメリックが入ってさっぱりしたライスかムチムチしたナン。

 カレーは熱い鉄の器に盛られてきて、そこからカレーをすくってライス又はナンにかけながら食べる。タンドーリ(香辛料をたっぷりつけてバーベキューしたもの)(鶏肉、牛肉、羊肉など$12.95$15.95)も鉄板にのってきてジュージューしてるのを自分の皿にのせて食べる。

 デザートに、ゴラブ・ジャモン$1.95というピンポンボールくらいのまんまるいパンケーキの蜂蜜漬けを頼んだ。インドに昔からあるおやつだそうでそんなに大きくはないけど甘い蜂蜜ソースが十分にしみこんだスポンジは、カレーでかなりふくれた胃が受けつけるか心配したが、ベイリーフを蜂蜜ソースの中に入れて煮込んであるそうで、さっぱりしていて甘さが後に残らなくて食べやすい。又はクリプソコーヒー、アイリッシュコーヒーなどお酒の入った飲み物($1.00$4.95)でくつろぐのもよさそうだ。

 昼には夜メニューとは別にランチセットがあり、スープ、メイン料理、コーヒーか紅茶、デザートで$4.95$6.95で安く食べられる。この店はテラスがないためか夏は込んではいないが冬は混雑しているため、特に夜の週末に来るときには予約を取った方がいいとのこと。

Royal Cari(インド料理)
5213, 5215 ST-Laurent
(514) 278-8211
Laurier
月ー土12:0014:3017:0023:30
17:0023:00
取材・文:坂井 桂子
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