|
冬は足が遠のき、夏は頻繁に行く。マルシェ・ジャン=タロンでの買い物の前後に、エスプレッソを飲んだりやカノッリをつまむをも楽しみのひとつ。今日は、マルシェでナスとバジルの爆買いをした後、マスカルポーネや諸々を買いにSaint-Laurent通りのMilanoまでやって来た。買い出しの疲れと空腹感がピークに達し、真向かいにあるPorchetta(ポルケッタ)に入ってみることにした。3年ぐらい前にできて、夏は平日でも結構賑わっている。 店内は思ったより狭く、意外にさっぱりしていた。常連さんらしい女子グループ3人と、ベビーカーの家族連れ、60年代のイタリア人のような大人のカップルがいる。 カウンターで女の子に注文する際、スペシャリティは何か(ポルケッタであるこはわかっているけれど)一応聞いてみる。「イタリア人オーナーのレシピで時間をかけてローストしたポークがポルケッタよ。すごいいいポークを使ってるの。パンで挟んだのがパニーニ、サラダにしたのもあるし、後はランチセットにもできるけど、付け合わせのズッキーニが今日はもう終わっちゃったわ」。思った通りの答えだったので、安心してポルケッタのサンドイッチ(パニーノ)の定番Classico $9.50と、マスタードのソースのPolentone $9.50をお願いする。さらにそポルケッタ以外になるべく自家製のもので作っているもはないか聞いたら、自家製のハムで作ったサンドイッチMortadella $9.50があるというので、それも頼んだ。「シャンパンを使ったアップルスプリッツァーはどう?」と勧められたので、ではそれも$6.00x2。レジの横に、カプセル式のエスプレッソマシーンのようなジェラートマシーンがあって、それもどんなもんか見てみることにした。$5.00 x 2。
ポルケッタのパニーノに、半熟卵をいれたり、グリルしたチーズを入れたり、ケベックっぽいテイストをいれるのがモントリオールの男性には人気らしい。メニューにはなかったので(そもそもメニューもほとんどイタリア語で書かれているので確信はないが)頼むときに要相談ということなのだろうか。 実は、店に入る前、ちらっと人のコメントをチェックしてみた。一番多いコメントの類は、「美味しいけど、高すぎる!」だった。美味しいならいいじゃないか!と思い入ったのだが、実際、60ドル以上払ってみると、あれ?っとは感じた。買い物帰りに軽くつまむ程度のはずだったのに。ただ、なんちゃってアップルスプリッツァーとジェラートなんかは頼まず、サクッとポルケッタのサンドイッチだけかじって帰ればよかったのかもしれない。ここは、そういう使い方がもしろ正統なのだろう。そう思うと、買い物の寄り道で気軽に使うにはやっぱり悪くないのではないかという印象。 ポルケッタの後は、美味しいエスプレッソが通りで待っているし。当然私たちも、向かいのCaffè Italiaに吸い込まれたのだった。 Porchetta(イタリアン ソーセージ サンドイッチ) 6887 Boul Saint-Laurent
| ||||||||||||||||||||||||
取材・文:稲吉京子 | ||||||||||||||||||||||||
過去のレストラン | ||||||||||||||||||||||||
当ホームページ内の画像・文章等の無断使用、無断転載を禁じます。すべての著作権はFROM MONTREAL.COMに帰属します。情報の提供、ご意見、お問い合わせは「左メニューのCONTACT」よりお願いします。 Copyright (c) 1996-2019 FROM-MONTREAL.COM All Rights Reserved |