平日でも結構込んでる
 ある日友達とおいしいシーフードが食べたいなーと話していたら、いいところ知ってるとあるレストランを教えてくれた。メトロジャン・タロンの近くのPlaza St-Hubert といういつもたくさんの人でにぎわっている通りにあるペルー料理のレストランだ。

 ペルーの西側は太平洋に面し、北東部はアマゾンのジャングルに食い込んでいて、内陸部は5000〜6000m級のアンデス山脈がそびえている。変化に富んだ国土で成り立っているため、地域によって食生活が全然違う。今では世界中どこにでもある食品、ジャガイモ、とうもろこし、かぼちゃ、とまと、唐辛子は中央アンデスが発生地といわれ、ジャガイモは約300種類も栽培されている。太平洋に面した地域はもちろん魚介類を使った料理が多い。

パリウエラスープ
たっぷりのガーリックとフライドポテトがいい
チーズとエスカルゴの前菜
 ではメニューを見てみよう。エビ又はチキンのスープ$1.00〜$4.95。前菜はタマル(見た目はちまきのようで中に豆やとうもろこしが入っている)$3.95。ジャガイモのチーズソースがけ$3.95。これはペルーで定番料理だそうだ。チーズのたっぷりかかったエスカルゴ。お皿の上でまだふつふつしているあつあつで表面に焦げ目の付いたチーズをエスカルゴとたべる。弾力のあるエスカルゴの肉とチーズの甘さが絶妙だ。

 パリウエラ$17.95(4人分)はシーフードのスープでエビ、イカ、白身魚がこれでもかというほど入っている。たっぷりのシーフードでだしを取ったスープはそのまま食べても十分おいしいが、脇に添えてあるライムを絞りコリアンダーの緑唐辛子ソースを入れると驚くなかれ、格別な味になる。カレア$20.95(2〜3人分)シーフードフライ(魚、イカ、エビ)の盛り合わせにスパイシーソースとマヨネーズっぽいソースが付いてくる。ビヤガーデンのおつまみに出てきそうなメニューだ。魚又はイカ、たこ、エビの盛り合わせのシェビチ$11.95はレモンと香辛料でマリネしてあり、酸味でシーフードの肉が締まり、ぷりぷりした歯ごたえがいい。

 メインは白身魚の姿揚げ$10.95、いかのフライ$11.95どちらもフライドポテトとオニオンのサラダとご飯が付いてくる。肉料理にはスパイスの利いた牛の心臓の串焼き$7.95、ロモサルタード$10.95細切りの牛ひれ肉と野菜とフライドポテトをトマトとたっぷりのガーリックで炒めてある。フライドポテトはまだ表面がぱりぱりと香ばしい。意外な組み合わせに驚いたが結構いける。

 飲み物はインカコーラ$1.50、セブザビール$2.50、ラム、テキーラなど$2.50〜。デザートにはライスプディング$1.95を頼んだ。ご飯を濃いミルク(エバミルクのような物)と一緒に煮たもので、上にかかったシナモンとちょっと酸味のある干しぶどうがほんのりした甘さを引き立てている。ミルクとご飯の組み合わせは初めちょっと気持ち悪い気がしたが、ちょっと変わったプリンのようでおいしかった。

EL JIBARO(ペルー料理)
7183 St-Hubert
Jean-Talon
(514) 984-4827
年中無休 平日12:0022:00
週末12:0023:00
取材・文:坂井 桂子
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