まずはダルスープ。さらっと、ほっと、和む味。
シンプルなただの生野菜は、カレーの前には食べておきたい。量は少ないので、最初から2ポーション頼んでおけばよかったと思う。
ベジタリアンカレー3種類。今日はAloo Gobi,、Shahi paneer、 Veggie korma。どれも自然な穏やかな味。塩分も控え目。
ナンは必ず焼き立てが出てくる。サクサク系。頼んだものを残すと$1チャージされるので要注意。
甘すぎるイメージのインディアンスイーツなのでずーっと敬遠していたが、見た目ほど悪くない!キャロットケーキと訳されることが多いHalua(ハルワ、ハロワ)だけれど、人参の味はしない。
めちゃくちゃ甘いことで有名なGulab Jamun(グラブジャムン)。このちょこっとサイズなら結構いける。
曜日によってカレー(3〜8種)の組み合わせは変わる。この早見表を見ていると、別の曜日にも出かけたくなる。
 「今行っとかないと!」という店を今日は紹介したい。内容や価格が今後このまま維持されるとは思えないお店だ。特に、ベジタリアン、インドカレー、ビュフェというキーワードに引っかかる人たちに向けて、「今だけかも」情報をお届したい。

 モントリオールでは、街のインドカレー店に思いつきや通りがかりで入ると、酷い目に会うことが多い。味が・・・、バラエティがイマイチ、何を食べても同じ味、美味しいけどカレーにこんな額払うか?、店の雰囲気が濃すぎる、などなど。指標となる店が自分の中にいくつから、どうしても比較してしまう。また、日本一地価の高い東京・銀座4丁目で、オーガニックのインドカレーのビュッフェが1,400円で食べられる日本人の外食感覚で行くと、美味しいカレーを食べに高級なインド料理店に行くという選択肢は忘れられている。

 そんな理由で、人に勧められない限り、新しいインドカレー店を試すことはくなっていた。ところが先日、いつものインドレストランに友人と3人で車で向かったはいいが、付近で駐車できず、メトロ1駅分離れたところから悪天候の中歩く羽目になった。その途中、空腹感と冴えない天気に負けた1人が、この辺で別のレストランに入ろうと言い出した。時代から取り残されたようなインド料理店が立ち並ぶ界隈で、やけに普通っぽい店の前を通りかかったときだ。手書きの黒板が通りに出ている。インド人街っぽくない店のスッキリさ。こざっぱりしたメニュー。そこには「ベジタリアン」、「タリー」、「All-you-can-eat」、「$10.95$、$15.95」などの文字。試してみる価値ありのシグナルを受信。

 店内は明るく清潔で、客層は非インド人の方が多い。おそらくヨガを愛し、ベジタリアンであろう透けそうな肌の若い女の子が1人、非インド系のスタイリッシュな若い黒人女性が1人、ケベック生まれであろう30代のイケメン風2人組、小さな子供を連れた若いインド系の家族。 店主と思われる若いインド人男性が、メニューを持ってくる。店先でメニューに目を走らせた段階では、ベジタリアン・タリーを頼もうと決めていたが、私たちの前に置かれたのはAll-you-can-eatのメニューのみ。いきなり説明を始めるので、この時間はこれ以外のメニューはないのかと思い、それを頼むことに。(実際はアラカルトもタリーもいつでも頼めることは後からわかった。)ビュッフェと言っても、自分で食事を取りに行くのではなく、テーブルで注文したものが運ばれて来るシステムだ。

 「今日のカレー」は毎日変化し、ベジタリアンなら3種(夜メニューでは5種)から、肉ありのノン・ベジなら5種類(夜メニューでは8種)の中から好きなものを好きなだけ頼める。ポーションはかなり少量なので、気に入ったら何度も頼めばいい。ライスとナンはもちろんのこと、サラダ、スープ、前菜2種、デザート2種までセット料金に含まれる。と、抑揚なく早口で説明するその男性は、丁寧だけど無表情で取り付く島がない感じ。 前菜2種の内容は、野菜のパコラとサモサ。デザートには、インドのキャロットケーキとも言われる「ハルワ」、シロップに使ったボール状のドーナツ「グラブジャムン」がある。

 3人ともベジタリアンのセット(ランチ$10.95、ディナー$15.95)を頼んだ。私がまず頼んだのは、サラダと豆スープ。スープはさっぱりとした自然な味で口当たりがよく、お代わりを頼んだ。友人らは野菜の天ぷら風のパコラが気に入り、3回も注文。今日のベジタリアンカレー3種はいずれも、「アミノ酸等」や「酵母エキス」などの化学の力に頼らない、素朴で好感の持てる味だ。自然派カレーと呼びたい。 3人とも2ラウンドをこなし、ナンやライスもその都度追加した。皆お腹いっぱい、そろそろ会計をしてもらおうと思った頃、デザートはどうしますか?と聞かれた。3人ともあまり気が進まないながら、味だけ見ておこうと、鮮やかなオレンジ色の塊と、シロップ漬けの揚げボールを1つづつ頼んだ。意外にも美味しい!インドスイーツには食指が動かない私も、食べてみたら見た目ほど悪くない。結局3人とも気に入って、少量のスイーツ2つを奪いあう図となった。ビュッフェメニューだから追加すれないいのだが、この店の1点気になるところでもある「なーんとなーく追加を頼みにくい」雰囲気と最後まで戦いたくなかった。ただ、この形容し難い柔らかいプレッシャーは思い過ごしかもしれない。

 いずれにせよ、スープとサラダ、前菜2種類、カレー3〜8種類、デザート2種類、ナンとライス(ディナーはガーリックナンの選択肢もあり)がついて、$11〜$19というのは、かなり充実している。 6ヶ月後には、前菜の選択肢が減り、1年後にはデザートがカットされ、最終的には値上がりするのでは?というのが、私たちインドカレー好き3人の間で交わされた会話だ。 追加を頼みにくいというのが妄想であってほしい。ウェルカムな対応だったよ!と感じた方がいたら、ぜひご一報を。

Buffet Maharani(インドカレー)
808 jean-Talon Ouest
Jean-Talon

取材・文:稲吉京子
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