広々した店内。入り口を入って、まずはオーダーするものを決める。流動性がよく考えられたシステム。
まずは、入り口のレジでオーダーと精算を済ませる。レジの女の子たちはサラダのオーダーの仕方を説明してくれたり、サラダの特徴を教えてくれる。番号札を渡されるので、それを持って席につく。
Asian Salad $10.49 + グリルしたチキン($4)と松の実($3)を追加。サラダ上級者にはありきたりな味かもしれないが、初店舗が登場した2004年当初から支持が厚いという。安心する味なのかも。
レジを担当してくれた女の子のお気に入りWild Sage $13.99 + テンペ($4.50)とロケット菜($0.75)を追加。ローストしたスウィートポテトやピーカンナッツなどがボリュームを出している。ドレッシングのハーブの香りとイチジク、ゴートチーズが南仏の大地を思わせる(?)
頼んだサラダはサーバーの男の子たちがテーブルまで運んできてくれる。テーブルでオーダーをとったりする動きが一切ないため、混乱が少ない。
食生活、ライフスタイル、ボディラインに意識の高そうなひとり客が目立つ。
大きな窓、十分なスペースが人気でいつも人がいっぱいだが、回転も早い。
 モントリオールのサラダ屋さんの元祖Mandy's Salad Barが、最近オールドポートにも出店した。他支店はランチタイムにならないと店が開かないが、この新店舗は週中なら朝8時からオープンしているのがいい。ロケーションもいい。さらに、春はデトックスの季節。ローフードをふんだんに取り入れてデトックスを狙える季節だ。体が生野菜をいつもより欲している。クレンジングどきを知らせるゴー・サインだ。

 まずは、Mandy’s Salad Barの入り口でメニューをチェックし、注文を行うカウンターで精算を先に済ませる。番号のついたカードを渡されるので、それを持って好きなテーブルにつくか、混み具合によってはサーバーがテーブルに案内してくれる。好みでミネラルウォーターか炭酸水をサーバーが持ってきてくれ、サラダが運ばれてくるまで待つ。この無駄が少なく効率的な流れのおかげで、自分のビジネスに集中していられる。

 Mandy’s Salad Barが人気なのは、サラダの種類の豊富さや創造的な風味だけでなく、サラダをいちからカスタマイズできるところだ($5.99〜)。7種のレタス、22種の野菜、10種類のタンパク源、8種類のフルーツ、6種のチーズ、12種の歯ごたえのあるトッピング、13種の自家製ドレッシングから好きな組み合わせでサラダを作り上げることができる。玄米やキノアを加えてどんぶり風に仕立てることも可能($4.99〜)。

 今回はカスタマイズせずに、既存メニューから選ぶ。好みの野菜やフルーツとプロテイン源をエクストラでトッピングして変化を出すことにした。まずは、サラダに関しては守備範囲が広くない友人のために頼んだのはこれ。

 ●Asian Salada $10.49:ロメインレタス、ミックスグリーン、アボカド、カリカリの麺、ミカン、チェリートマト、ニンジンのみじん切り、炒りごまなどをゴマドレッシングで

 ガブリエルの方からは、キューバ版パテ・シノワ($10)、フラミンゴ(カクテル)($10)Westmountに1号店が登場した当初からあるベーシックな根強い人気のサラダだ。グリルしたチキン($4)と松の実($3)を付け足してボリュームアップを図る。

 そして自分用には、レジの女の子の最近のお気に入りだというサラダに挑戦することにした。

 ●Wild Sage $13.99:ミックスグリーン、オニオンフライ、ナシ、スウィートポテトのロースト、ピーカンナッツ、ドライイチジク、カボチャの種、ヤギのチーズをバジルとセージのドレッシンで

 このサラダには、テンペ($4.50)とロケット菜($0.75)を加えることにした。ザクロ($1)は絶対入れたかったが、その日は売り切れか仕入れがなかったようだ。醤油とハチミツで甘辛く味付けされたテンペの味はかなり濃い目。プロテイン源で意外に人気なのはベジタリアン用のチキンだそうだ。その他にはスモークミート、ベーコン、ターキー、ツナ、有機ゆで卵、味付け豆腐などがある。レストランではいつも似たようなものを頼んでしまう人、なかなか冒険できない人は、このお店でこそ冒険してみてほしい。何を頼んでも合格点はクリアしているから、安心して意外な出会いを求められる。季節感を出してきている「今月のサラダ」は期間限定好きなら試す価値あり。今月はSugar Shack Salad

 いつもは普通サイズでは満足できない食欲旺盛の友人は、大きなドンブリで出てきたボリューム感、味に大満足。ほとんど料理をしない人だが、サラダもこんな感じに作れるのなら、もっと頻繁に食べてもいいなと言う。ただ、このサラダに入っている「カリカリの麺」はインスタントラーメンを砕いたもののようなので、ジャンクものや炭水化物を避けている人は要注意。友人はこのカリカリ麺と松の実のリッチさが気に入ったらしい。一方、私のサラダは南フランスの田舎の大地の味。ドライイチジクとゴートチーズがハーブベースのドレッシングで和えた野菜とよく合う。塩分の強いテンペを追加したせいもあり、かなり味の濃いサラダになってしまったのが少々難だが、南仏アルプス地方に住む友人を思い出させるいい味だった。広い庭のある大変小さな家で、迷い犬1頭とひっそり暮らす郵便配達人の友人。朝3時には起きて、坂道ばかりの山間部に徒歩で郵便物を配達して周る。昼に仕事を終え帰宅したある日、彼が裏庭で摘む野生のセージと生イチジクで作ってくれたサラダは、日々に感謝したくなるようなこんな爽やかな味だった。感謝の気持ちに圧倒されるのは、ある意味エネルギーレベルでのデトックスでもあると言ったのは誰だったかな。

Mandy's Salad Bar(サラダバー)
423 Rue Saint Nicolas
Place-d’Armes

取材・文:稲吉京子
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