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午後1時ごろに向かったのは、McGill駅のBaie側の出口から出て徒歩1〜2分のところにあるLA HABANERA。入り口は目立たず看板も高いところにあり目に入りにくい。え、ここ?と思うような入り口を開けると、キューバの旧植民地時代を思わすダイナーがこじんまりと迎え入れてくれた。時代から置き去りにされ少し廃れた雰囲気の空間が近所のスーツ族で埋まっている。 5分ぐらい入り口で待っているとカウンター席にまず案内してくれ、テーブルが空き次第移動させてくれると言われた。サーバーの女性たちは皆リラックスしていて感じがいい。さらに、シェアして食べるのが基本で、2人なら2皿から頼むと量的に丁度いいわよと勧められた。ガブリエルはメニューも見ずに、すでに何を頼むか決まっているらしい。シェアをするつもりはなかったようだが、私からは2皿を頼み、デザートも頼むからシェアしようと提案すると渋々承諾した。 私が当初頼みたかったラム漬けのエビとニンニク+ココナッツミルクのソース($10)は売り切れで代わりに勧められたタコスとデザートも含め次のものを頼んだ。 アボカドのサラダ($9)、魚のタコス2個($8)、3種のミルクのデザート($5) ガブリエルの方からは、キューバ版パテ・シノワ($10)、フラミンゴ(カクテル)($10) 1時半を回るとスーツ族たちは続々と店を出て行き、私たちのサラダが運ばれて来る頃には、急にほぐれた雰囲気になった。サラダは、これ以上の食べ頃はない状態のアボカドと、オゼイユ(スイバ)の葉、赤パパイヤ、キュウリをラムベースのモヒートのドレッシングで和えたもの。野菜の清涼感とアボカドのリッチさがいいバランスで私好みの美味しいサラダだったが、シェアするにはあまりに量が少ないので追加を頼んだ。
キューバ版パテ・シノワというのは、牛ひき肉、グリーンオリーブ、トウモロコシのクリーム、プランテイン・バナナのピューレの丼といった感じのもの。コンピューターに繋いだ体重計で自分のトレーニング量や身体データを管理しているガブリエルは、外食するときは肉!なんだという。そういう肉派やプロテイン重視派にはぴったりなプレートだが、味付けは思ったより上品で、量も控えめ。$3〜$4で頼めるサフランライスや、ブラックビーンンズと合わせたスパイシーなライスと組み合わせるのも良さそうだ。 カクテルのフラミンゴはメニューにはなく、夜だけ出しているものらしい。味見をさせてもらったら、爽やかで昼間からいける飲み物だった。混んだ時間帯でなければ、こんな感じに相談すると臨機応変に対応してくれるのも魅力。 3種のミルクのデザートは、その名の通り3種類のミルクに浸ったスポンジをいただくイメージ。コンデンスミルク、牛乳、ココナッツミルクのリッチさと甘さでコーヒーが欲しくなる。 LA HABANERAは各イベント会場の中心となるPlace des artsからも近く、これからの季節はLA HABANERAでスマートに景気をつけてイベントに向かうのもいいかもしれない。 LA HABANERA(キューバ料理) 1216 Avenue Union (514) 375-5355
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取材・文:稲吉京子 | |||||||||||||||||||||||||||
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