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辛口で有名な料理評論家の挑戦に、抜群の臭覚と創造力で見事勝利する料理大好きなねずみのレミ。現実のレストランでも繰り広げられる、味、質、デコレーション、タイミング、サービスの善し悪しによる客の評価。ここ、Europeaは、フランスの4つ星レストランで経験を積んだ二人のフレンチシェフが、2002年にモントリオールで旗揚げし、昨年度モントリオール・トップシェフ賞を受賞した。全てケベックの食材を使い、実力、実績と人気の伴う店だ。 入り口に入ると抜群のタイミングで出迎えてくれるウェイター。コートを預かってくれた後、席までエスコート。店内は程よく薄暗く、気品と活気に満ちている。 迷うことなくコース(49.50ドル)を頼んだ。最初に来たのは三種の一口「プレ×2」アペタイザー(ベーコン巻、ミニコロッケ、スモークサーモン)。一つ一つが、ワインと良く合う味だ。次に登場したのはロブスターのだし汁にトリュフオイルの入った「ショット」カップ。今まで味わったことのないスープ、濃厚でまろやか、「ん〜。」と唸る最高の味。そして自分が選んだアペタイザーは、フワフワのメレンゲが浮かんだ豆スープに、小刻みにされたチョリソと豆の付け合せ。しつこくなく上品な味のスープにパンチを効かすチョリソの存在。 メインは白魚とキノコのディッシュを選んだ。キノコのソテーの上に白魚、その上にクリームが乗っている。クリームが雪崩のように魚の熱からとろけ落ち、それとソースに絡めた魚は、ものすごく軟らかく、味は言うまでもない。実は13ドル足して、大好物のフォアグラを注文しようか迷った挙句、諦めたのだがこの魚料理は、フォアグラに匹敵する満足度であった。 美味しくかわいく楽しい、デザートの「パレード」については、実際足を運んだ時のお楽しみということで、敢えて書かないことにしよう。 プロのもてなし、実力のフレンチ、ケベックの食材、コースの内容、さあ貴方はどう評価する? Restaurant Europea(フランス料理) 1227 Rue de la Montagne (514) 398-9229
ディナー:年中無休18:00〜22:30 | ||||||||||||||||||
取材・文:木内 美喜 | ||||||||||||||||||
過去のレストラン | ||||||||||||||||||
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