夏にはお香の薫りが目印
 メトロSt−Laurent駅の近くに小さなインド料理屋がある。夏は通りに向けてお香を焚いたり趣のある音楽を流したりして、店の前を通り過ぎる人達の注意を引いている。2001年にオープンした当時は、食通友達から料理がまずいと評価が低かったのだが、この1〜2年前から意外に美味しいと褒め言葉を聞くようになった。量が多くて安いというのも良心的だ。早速、確かめてみよう!

かわいい雰囲気のテーブル
 店は仄かな明かりで落ち着いて食事ができる雰囲気だ。窓際のスペースは上から暖かいオレンジ色のシースルーのカーテンが掛かっていて個室っぽくなっている。小さな銀色のテーブルとクッションが置かれていてちょっとしたお座敷気分だ。ただ隙間風が入ってお尻の辺りがちょっと寒い。

 ここのメニューはとてもシンプルで、肉料理の混じったコンボプレート$8.95又はベジタリアンプレート$6.95の2種類だけだ。店長さん曰くビュッフェサービスも考えたが、食べ合わせが重要視されたインドの食生活を、色んな人に経験してもらいたいという思いから日替わり定食という形を選んだそうだ。

色んなものが少しずつ楽しめる
ナンをちょうど釜にひっつけたところ
 今回の献立は、コンボプレートにポッパドンというスナック(クミンを練り込んだこね粉を薄く延ばし火にあぶってぱりぱりにさせたもの)ピリ辛の赤まめ入りカレー、柔らかく口の中でじわりと溶けるチキンの入ったカレー、ブロッコリー、人参、じゃが芋、ピーマン等がどっさり入った野菜カレー3種類とタンドーリチキン。これは外側がぱりぱりで中の肉はむっちり、そしてしっかりと味が染み込んでいる。その脇にナン、ご飯、サラダがどっかり付いてくる。ベジタリアン用にはチキンカレーが無い。さらにタンドーリチキンの代わりに、玉葱のかき揚げ風のものと、コリアンダーとレモンのソースが付いてくる。コリアンダーの薫りが新鮮で酸味の利いたソースは甘い玉葱と良く合い、酸味で揚げ物特有のもったり感が消え、さっぱりした後味にしてくれる。

 「ナンが熱々でホクホクと柔らかいですね」と店員に言うと、キッチンの中に案内してくれ、釜でナンやポッパドンを焼く実演をしてくれた。印度料理は炭がないと始まらないんだそうだ。

 今の店を開く前、カリフォルニアで30年間レストランを商っていたそうだ。もしかしたらここのボリュームがある料理はアメリカサイズなのだろうか。味付けもアメリカ用からカナダ用に徐々に変化していったとか?ここに来る殆どのお客さんが料理を食べきるので精一杯で、その後何も注文しないのでデザートは中止したそうだ。

 配達はしないがお持ち帰りはできる。何故だかお持ち帰り用のメニューは別にあって、内容も店内メニューよりも多い。

Du Pain De l'inde(インド料理)
2027 St-Laurent
(514) 982-3724

Saint-Laurent
月:休業
火〜土:12:0022:00
日:17:0021:00
取材・文:坂井 桂子
過去のレストラン
当ホームページ内の画像・文章等の無断使用、無断転載を禁じます。すべての著作権はFROM MONTREAL.COMに帰属します。情報の提供、ご意見、お問い合わせは「左メニューのCONTACT」よりお願いします。
Copyright (c) 1996-2006 FROM-MONTREAL.COM All Rights Reserved