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内装の方は、ゆったりと寛げるソファが広がり、フロアはフローリングになっている。赤を基調とした暗めの照明と各テーブルに備え付けてある蝋燭がまた、まったりと落ち着きを誘う本当にゆったりとした空間を作り上げている。オブジェとなっている置き物や絵画はこれまた、この空間を演出する独特なモノ達になっている。ソファだけで無くロッキングチェアも置かれていて正にSalon / Loungeといったところか。バーカウンターは一つ。フロアをラウンドしているウェイターへのオーダーも可能。
DJブースの前には太鼓が用意され、クラウドが自由にDJの選曲に合わせ即興のコラボレート。このドラマー達は"Le Salon Daome"やオーガナイザーがキャスティングした訳でも無く、夜な夜な現れては思い思いに叩き続けている、先程踊って居たクラウドが今は太鼓を叩いている、なんて事も普通に行われていてなかなか面白い。スキルの方は勿論高い、通常素人が太鼓を叩けばDJとの波長が合うはずがない。しかし、彼等の奏でる太鼓は本当に音楽との融合性に長けており太鼓を聞いているだけでも心地よささえも感じさせる。 客層は、所謂二十代後半の客層が好んで来ると言う感じであろうか、先にいくつかご紹介させて頂いているクラブの客層とは全く異なる感がある。勿論、ハウスミュージックがかかると言う事で無類のハウス好きなダンサー達も集まる。ダンスフロアが盛り上がり始めればハウスダンサーの即興のジョイントルーティーンも始まったり、この一夜に偶然居合わせたクラウド達数人とハウスダンサーとでステップが始まったり、フロアは各々の楽しみ方で盛り上がる。 ここ"Le Salon Daome"は、その名の通り、Salon / Loungeをコンセプトにしたナイトスポットである。楽しみ方は居合わせた人々各々に委ねられており、ただ単純に友人とお酒やドリンクを飲みながら会話をゆったりと楽しむのもアリ、はたまた音楽を楽しむのもアリ、踊りを楽しむのもアリ、全てがクラウドに委ねられた空間、そしてそれによって醸し出される雰囲気。この、モントリオールナイトライフでも一味違う空間を是非、あなたにも体験して頂きたい。 Le Salon DAOME 141 Mont-Royal E | ||||||||
取材・文:蝦名 慎太郎 | ||||||||
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