|
1971年、イスタンブール、トルコで繊維会社としてアカリラー一族によって設立され、1984年にERAKというインターナショナルレベルのジーンズ製造会社となった。1991年、独自のブランドとしてMavi Jeansが誕生した。 Maviとはトルコ語で『青』という意味でブルージーンズからマービージーンズと改名された。1994年からはヨーロッパにも進出し、本格的にMavi Jeansが世に知れ渡るようになる。その後、北米、中東、東欧へと進展していき、バンクーバーに次ぐカナダ2号店としてこの4月、モントリオールにオープンした。 Mavi Jeansの直営店としてオープンしたモントリオールのオープニングでは現在店内に並ぶ2004年春夏コレクションのプレゼンテーションが行われ、集まった人々の目を楽しませてくれた。今回のコレクションのテーマは『Sunshine Seed』、バハマを思わせる夏の装いということで鮮やかな色彩、大胆なレイヤーの開放的な洋服が目立った。レディースはマイクロミニのスカート、セクシーなカーゴ、カジュアルなトップス、スリムカットのジーンズ、メンズは最新型のカーゴ、ビンテージ風Tシャツ、スポーティーなトップスがこの春夏ものの特徴。この『Sunshine Seed』のテーマの中でも50年代〜60年代風のものと80年代を思わせる装い、といったように着る人の好みに応じて洋服が選べるように工夫されている。 また、ローカルアーティストの作品をプリントしたTシャツを定期的に作り、そのタグにアーティストの情報を載せ販売している。現在店内に並ぶTシャツはニューヨーク生まれ、ニューヨーク育ちのメキシコ系のアーティストによるもの。 このように、ファッションという媒体を使い、地域に根付いたアーティストやミュージシャンに作品を発表する場を提供することにも積極的である。ただ洋服を作り、売り出すというのみでなく、ファッションをアートの一部と考え、様々な方向でわれわれに紹介してくれるコンセプトはとても素敵だ。 2004〜2005年秋冬コレクションのテーマは『On the road』、旅を続けていくうちに肌に馴染んだ服になったという着こなしを意識したビンテージっぽい装い、くすんだ色を取り入れたものがこの秋から冬にかけては見られる様子。今後の新たな展開が楽しみなMavi Jeans、数々のフェスティバルがやってくるモントリオールの夏、色彩豊かな装いで青空の下、颯爽と街を歩いてみるもの悪くないな・・・と思う。 Mavi Jeansモントリオール店 1241 Ste-Catherine Ouest (514) 843-6284 www.mavi.com 取材・文:和田 良子 取材協力:今川 宏子 | |||||||||||||||||||||||||
当ホームページ内の画像・文章等の無断使用、無断転載を禁じます。すべての著作権はFROM MONTREAL.COMに帰属します。情報の提供、ご意見、お問い合わせは「左メニューのCONTACT」よりお願いします。 Copyright (c) 1996-2007 FROM-MONTREAL.COM All Rights Reserved |