気がつけばもう11月。暦の上では冬とはいえ、日本の11月といえばそろそろ冬が来たかな・・・と肌で感じ始める頃。しかし、ここモントリオールの11月は日もすっかり短くなり、夏時間から冬時間にきりかわり、すでに気温もマイナス・・・数ヶ月前の夏が嘘のように突然冬が到来した。

 気候が変われば人々の装いもTシャツ・短パンにサンダルから帽子・マフラー・コートにスニーカーへと上から下まで衣替え。夏の間あちこちで見かけたリスの姿を見かけなくなったように、通りで何をするでもなく、ただ太陽を楽しむというような人々もいなくなり、リスも人もすっかり冬眠準備が整ったようだ。

 野外でモントリオールの人々の普段着を探すのは困難な季節だが、室内でのイベントが豊富な冬。ということで今回はモントリオールのファッションイベントとファッションニュースという形で書きたい。

ファッションイベント

 前回紹介したモントリオールファッションウィークの少しあとの9月中頃、モントリオールのデザイナー二人によるAIR_D(エアーディ)www.air-d.comという新ブランドの2004年春夏ファッションショーがSAT(1195 Boul. St-Laurent)で行われた。

 ファッションショーとはいえ、モデルがランウェイを歩くというのではなく、空間いっぱいに4枚のスクリーンが置かれ、表裏共に異なるイメージをすべて同時に映し出すという興味深いプレゼンテーションだった。

 AIR_D(エアーディ)とは現代の都市生活に合った機能的な洋服を創るためのリサーチとデザインの発展スタジオのこと。その建築的デザインは意図的にシンプルなラインを好み、特別なケアによる耐久性を追及している。洋服のひとつひとつは見た目重視というのではなく、機能的を大切に。洋服を着る人、一人一人の個性を尊重し、ファッションのトレンドに流されることはない。着心地のよさにも重きを置いており、その日の気分によってフォーマルにもカジュアルにも着こなせるファッションが彼らのモットーのようだ。モントリオールのラサールカレッジでファッションの勉強をしていた時に知り合った二人、カール・ラトラバース(デザイナー)とブリジット・シャトランド(セールス・マーケティングコーディネーター)によって2002年の11月にAIR_D(エアーディ)は立ち上げられた。


ファッションニュース

モントリオール店のスーパーバイザー、メーガン・ケネディーさん。
 にぎやかなサンローラン通りの界隈を北に少し歩いた所にPreloved (www.preloved.ca)というモントリオールらしいブティックがある。8年前にジュリア・グリーブとレナ・コークがトロントではじめたブランド、Prelovedが昨年の11月にモントリオールにオープンした。

 このお店の洋服の特徴は様々な古着をいろんな形に切って、異なる組み合わせで全く新しい洋服を作るというところ。現在ではカナダ国内のみならず、世界的にもこの新しいコンセプトの古着の再ファッションを送り出している。

取材・文:和田 良子
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