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ケベック料理のレストランやシュガーシャックで定番の家庭料理ピー(豆)スープを紹介します。ハムから出汁をとる点がユニークです。出汁を取ると言っても、茹で汁を使うのではなく、色々な調味料と共にハムの骨を使って出汁をとります。下茹でして柔らかくなったハムはハムで、美味しく頂くことができます。 <材 料>(出汁) 豚肩肉骨付きハム…2〜3kg 粉末マスタード…大匙2〜3、メラス…大匙2〜3 ビール…350ml 水…たっぷり <作り方> ◆まず、ハムを調理します。 ◆材料を全部入れて水から2時間ほど串がすっと通るまで茹でる。 ◆肉の部分を骨から外して、骨をスープに使用します。 ◆ハムはそのままで十分おいしく食べられます。普通のハムと同じようにあつかってください。 <材 料>(豆スープ) ひよこ豆…1kg弱(一晩水につけたもの) にんじん…2〜3本 パセリ…5〜6本 セロリ葉・茎両方…1〜2本 玉葱…中1個 茹でたハム少々…適宜 サリエット(※1)…小匙1 塩・胡椒…適宜 <作り方> ◆にんじんは細かく切り、パセリは微塵切り、セロリ、玉葱、茹でたハムは荒微塵切りにする。 ◆一晩水に浸したヒヨコマメとハムの骨、サリエット、セロリ、にんじんを鍋に入れ、たっぷりの水で煮る。 ◆煮立ってきたら火を弱め、塩コショウをして弱火で3〜4時間煮込む。 ◆途中2時間くらいたったら、ハムを細かく切ったものとパセリの微塵切り(分量の8割くらい)を加える。 ◆仕上げにパセリを飾ってできあがり。 ※1:ヨーロッパ原産 シソ科、きだちはっかとも言われるハーブで、その強い香りが豆類の匂いを抑える働きをするので、豆料理に良く使われます。また浄化作用にもすぐれ、腸内のガスの排出も助けるなど豆スープにぴったりのハーブです。 | |||||||||||
料理・文・写真:石倉麻子 料理協力:Maman Gisele | |||||||||||
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