La soupe au pois du Québec
 ケベック料理のレストランやシュガーシャックで定番の家庭料理ピー(豆)スープを紹介します。ハムから出汁をとる点がユニークです。出汁を取ると言っても、茹で汁を使うのではなく、色々な調味料と共にハムの骨を使って出汁をとります。下茹でして柔らかくなったハムはハムで、美味しく頂くことができます。

<材 料>(出汁)
豚肩肉骨付きハム…2〜3kg 粉末マスタード…大匙2〜3、メラス…大匙2〜3 ビール…350ml 水…たっぷり

<作り方>
まず、ハムを調理します。
材料を全部入れて水から2時間ほど串がすっと通るまで茹でる。
肉の部分を骨から外して、骨をスープに使用します。
ハムはそのままで十分おいしく食べられます。普通のハムと同じようにあつかってください。

<材 料>(豆スープ)
ひよこ豆…1kg弱(一晩水につけたもの) にんじん…2〜3本 パセリ…5〜6本 セロリ葉・茎両方…1〜2本 玉葱…中1個 茹でたハム少々…適宜 サリエット(※1)…小匙1 塩・胡椒…適宜

<作り方>
にんじんは細かく切り、パセリは微塵切り、セロリ、玉葱、茹でたハムは荒微塵切りにする。
一晩水に浸したヒヨコマメとハムの骨、サリエット、セロリ、にんじんを鍋に入れ、たっぷりの水で煮る。
煮立ってきたら火を弱め、塩コショウをして弱火で3〜4時間煮込む。
途中2時間くらいたったら、ハムを細かく切ったものとパセリの微塵切り(分量の8割くらい)を加える。
仕上げにパセリを飾ってできあがり。

※1:ヨーロッパ原産 シソ科、きだちはっかとも言われるハーブで、その強い香りが豆類の匂いを抑える働きをするので、豆料理に良く使われます。また浄化作用にもすぐれ、腸内のガスの排出も助けるなど豆スープにぴったりのハーブです。
料理・文・写真:石倉麻子
料理協力:Maman Gisele
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