冬の寒い時期、そしてホリデーシーズンの典型的ケベック料理です。豚のすね肉からとった美味しいソースと、その柔らかい肉を使うのが特徴です。

 周りのゼラチン状の部分は使いませんが、そこに含まれたたっぷりのコラーゲンがスープに溶け出していますので、お肌によい食事でもあり、もしかしたら、それは冬の乾燥した冷気から肌を少しでも守ろうと、ケベッコワの知恵であったのかもしれません。

 また冬のケベック料理にはシナモンを加えた料理がいくつかありますが、これはシナモンの辛味がお腹から身体を温め、冷えから来る風邪等を予防する効果をねらって、厳しい冬を乗り越えるためだったのでしょう。

 ママン・ジゼル(協力者)が彼女のお母さんから教わった料理で、小さい頃から冬のホリデーシーズンになると何度も彼女の家の食卓に上った程のケベッコワに大人気のメニューであり、同時に伝統的な冬のケベック料理です。


Ragout des Boulettes

<準備する物>

Jarrette de porc(豚のすね肉) 約500g
・豚の挽肉 約1kg
・小麦粉  2カップ
・クリスコ(ショートニング) 大匙1
※ショートニングの代わりに油を使っても結構です。
・塩、胡椒、粉末のシナモン/グローブ 適量

<下準備>

・豚のすね肉はたっぷり被るくらいの水で1時間半(もしくはそれ以上)柔らかくなるまで煮る。
・すね肉を茹でている間に、小麦粉を平らな容器にいれ、オーブンで数分間茶色くなるまで焼く。
・茹で上がったすね肉はそのままスープの中で十分に冷ます。
・冷めたらすね肉を鍋から取り出す。
・外側のゼラチン質の皮を剥がしながら、中の小さな肉片を取り出していく。
・その際周りについた脂も同時に指などで削ぎ落とす。

<ミートボールを作ります>

・挽肉に塩、胡椒、粉末のシナモン/グローブを適宜混ぜ(だいたい小匙1〜2、好みで加減)、よく練り混ぜます。
・小さめのボールを手でこねながら作り、フライパンに並べていきます。
・ショートニングを落としてから火にかけます。全体的に焦げ目がつくまで焼きます。

<ソース>

・すね肉を取り出したスープを網等で濾し、もう一度温めなおす。
・温まってきたら、焼き色をつけた小麦粉を少しずつ混ぜていき、とろっとした状態のソースにする。
・そこへ再び塩、胡椒、粉末のシナモン/グローブを適宜混ぜ(だいたい小匙1〜2、好みで加減)を加え、ミートボールを加える。
・30分から1時間、時々掻き混ぜながらソースを煮詰めていく。
・茹でたじゃが芋や、マッシュポテト等と一緒に頂きます。

 ちなみに今年の新年の食事は、沢山のワインを飲みながらラグゥ ド ブレがメインのディナーで、そこにミートパイ、マッシュポテト、ビーツそしてスープ、サラダに加えてデザートという内容でした。

料理・文章:麻生
協力:Maman Gisele
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