夏と言うと、戸外で食事するのも楽しみの一つです。モントリオール、カナダ人の多くは、バーベキューコンロをもっています。一軒家に限らず、ベランダなど部屋の外に少しでもスペースがあれば、備え付けているようです。

Cuisineの記事を担当する事になった時から、自分の中でこれは是非書きたい、と思っていたものがあります。1つは1回目のパテ・シノワ。2つ目は今回のブロシェット(Brochette)です。私にとっての夏のケベックで料理と言えばブロシェット。が、ケベッコワの義母にしてみれば、いつから食卓に上るようになったのかも定かではない、お馴染み夏の簡単家庭料理、パテシノワの時同様苦笑しておりました。フランス料理でブロシェット(Brochette)とは、串にさして形を整えた料理の事を言います。

今回のCuisineはそのブロシェットです。牛肉、鶏肉どちらでもお好でどうぞ。今回は牛肉を使用。(約8本、4人分)

<レシピ>
牛肉(厚みがあればどの部位でも。500g〜600g)・好みの植物油・醤油・安価のシェリー酒(ここでは「74」という名前のシェリー酒を利用。残ったワインで代用できる。牛肉の場合は赤、鶏肉は白を使用。)・玉葱(2個)・ピーマン(1個)(ちなみに、カナダのピーマンは日本のに比べると2倍ほどの大きさがある。)・竹串(8〜10本)・マリネ用ソース

 牛肉を3〜4cm角に切り分ける。A:好みの植物油・醤油・安価のシェリー酒(各1/2カップ)。B:にんにくをそれぞれ半分に切り、包丁で軽く潰す。玉葱半分は粗微塵切りにする。

AとBを合わせた中へ肉を漬け込み冷蔵庫に入れる。牛肉の場合は好みで2時間以上つけても構わないが、鶏肉はそれ以上置くと、味が濃くなってしまうので注意。※ソースに漬けている間に野菜の準備をする。ただ、マッシュルームは時間が経 つと変色するので、漬け時間が残り30分くらいになったら、はじめると良いでしょう。

串に刺す野菜は玉葱(残りの1個半)、ピーマンはお肉の大きさに合わせて切る。マッシュルームは大きければ半分に。≪ワンポイント≫竹串を10分程水に浸しておくと、こげ落ちたり、焼け縮んだりするのを防げる。これはキャンプでも応用が効くので、覚えておくと重宝。

2時間程たったらソースから肉を取り出し、他の容器に移す。そのソースの中へ準備した野菜を入れ、さっとソースを絡める。玉葱、牛肉、ピーマン、マッシュルームと串にさしていく。串の長さにもよるが、大体2個ずつくらい刺せる(写真)。マリネソースの1/3程を調理用として使い、残りは電子レンジで温めて食べる時にお好みで使う。

バーベキューコンロの準備を始める。まずガスを全開にして、強火で汚れや焦げを落とす。時間にして5分ほど熱してから、専用のブラシで擦り落とす(写真)。ソースを油代わりに、網の表面に塗って焦げを防ぐ。串を並べ、強火で両面に焼け焦げをつける。その際必ず蓋をしめること。そして、好みの焼き加減で仕上げできあがり(写真)。

通常はご飯や、サラダと一緒に食べますが、季節のとうもろこしをバーベキューして添えたり、じゃが芋をホイル焼きにして添えても美味。余談ですが、BBQの時にアミで焼くと、表面は焦げるのに、芯まで火が通っていなかったりする事があります。日本でもBBQはよくしましたが、焦げるのに、生焼けには悩まされた事もあります。が、なんのことはない、何か蓋状のものを被せて、火の通りをよくすればいいのです。日本で買えるBBQコンロで蓋付きはあまり見かけないのですが、カナダではこれが主流のようです。

料理・文章:麻生
協力:Maman Gisele
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