カナダ東部ではロブスター漁が盛んです。5、6月と、モントリオールではマドレーヌ島等、カナダ東海岸から仕入れた生きたロブスターが魚屋の店頭、またはスーパーの魚コーナー等で販売されます。私はカナダに住むようになってから、毎年季節ものとして味わっています。茹でられたものも沢山並べられていますが、自分で茹でたてを食べられるのも、今の時期ならでは。

1匹約*1パウンド〜1.5パウンド(殻を含む重さ)が大人一人の食事として考えると適当です。沢山食べる人は2パウンドのものか、1パウンド2匹というくらいが丁度いいかもしれません。(ハサミの部分が一番美味しいと考えられているので、ハサミをより多く食べたい人は2匹が妥当)料金は大体、ですが1匹10カナダドルです。栄養的には、脂肪が少なくカルシウム、鉄、亜鉛とビタミンA、B3、B6、B12を含む。コレステロールの蓄積を阻むオメガ3Sが含まれていて、コレステロール予防ダイエットとして推称されています。またロブスターの卵を好む人もおおく、メスは人気があります。

ロブスター

<レシピ>
ロブスター・塩・水・つけタレ(溶かしたガーリックバター、味ポン、山葵醤油、レモン等お好みで )・食べるときに殻を割る専用の道具があれば便利(ロブスターと一緒に大抵売っています)

ロブスターを買って来てから調理するまでに2時間以上ある場合は、冷凍庫に入れて仮死状態にしておく。 時間がない場合は手に持って、前後に大きく何回か振ると仮死状態になります。 (人によって、ロブスターを生きたまま茹でるのは残酷だという事で、これは必ずしも必要なことではありません。)

茹でて食べる方法もありますが、ここでは蒸して食べる方法を紹介します。その方が殻の中に水分が残ってより美味しく仕上がります。 ロブスターがすっかり入るくらいの大き目の鍋を用意します。(入れる数によって大きさは変えてください) どんな大きさの鍋でも、底から高さ3cmになる様水を入れてください。ロブスターを調理するに当たって、難しいことはないのですが、塩の濃度と調理時間だけちょっと気をつけてください。 ※塩の濃度=水1カップに対し、小さじ2杯の塩(これをなべ底から3cmになるまで繰り返して入れる、またはご自身で計算していれてくださいね)

お湯が沸騰したら、小さいものが上になるように、大きいロブスターから順に入れていく(写真)。 再沸騰したら時間を計ります。1パウンドのロブスター=12分と考えます。何匹同時に蒸していても同じ考えです。1匹のロブスターの重さが1/4パウンドづつ増える毎に1分足します。例)1.5パウンド=14分。 それ以上蒸すと身が固くなり、味も落ちますので気をつけてください。

時間が来たらロブスターを取り出し(写真)、食べやすいようにばらします。 ハサミ部分を外し、胴体を2つに分けます。胴体の下の部分を腹側から切り込みをいれ、手で殻を裂くように少し開きます。手の部分を大き目の刃が厚い包丁で叩くように、2つに割ります。 各人皿にもって、お好みのソースでどうぞ。 余談になりますが、義理父母はガーリックバターソース、私は山葵醤油、夫は味ポンと好みはバラバラです。

今回一緒に飲んだワインの話♪

EGER BIANCA-CSERZESGI FUSZERES 1999(ハンガリー白ワイン)SECTIONS MONDIALES 2000 Montrel, Prix de Jury par pays

これは個人的に、今迄飲んだ白ワインの中でベスト3に入る白ワインです。かなり自信を持ってお薦めできると思います。 フルーティさは抑えぎみのワインです。クロード(このCuisineコーナーの協力者の1人)から教えてもらい、1ダース程SAQで購入、保存してあります。

※モントリオールの店ではパウンドが主流なので、ここでは買う時に分かり易くする為、パウンド(pound) (lb.)表記とします。ちなみに1pound (lb.) は約455グラムと考えられます。

料理・文章:麻生
協力:Maman Gisele
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