|
なぜLe P'tit Train du Nord(北の小さな鉄道)という名前なのでしょうか?この公園はもともと山間部へのキリスト教布教を目的に1891年から1909年かけて建設された鉄道だったのです。1920年代からはウィンタースポーツを楽しむ人々に多く愛用され、隆盛を極めたそうですが、残念ながら1989年に廃線となりました。その9年後にその線路跡と駅跡を利用して作られたのがこの公園なのです。 木々に囲まれた静かなサイクリングロード、その横にはカヌー大会などにも使われる美しい川Rivière du Nordが流れています。通過する町々には旧駅舎が残されており、今では休憩所としてその美しい姿を残しています。日帰りでも充分に楽しめますが、B&Bなども多くあり、スポーティでヘルシーなリゾート旅行なども楽しいのではないでしょうか? 夏は気持ちのいい空の下、サイクリング。冬はクロスカントリースキーとスノーモービルとオールシーズン楽しめるLe P'tit Train du Nordなのですが、一番のお薦めはやはり紅葉シーズンです。サイクリングロードは赤や黄色のトンネルとなり、名高き・ローレンシャンの紅葉の素晴らしさを体全体で享受することができます。 <モデルコース・私達が走った道> レンタカーを利用して移動、昼過ぎにPREVOSTという町からサイクリングスタート! St. Adèleまでの往復コース・全長約40kmです。Rivière du Nordが突然急流になったと思いきや、次の瞬間には広がって湖になったりと飽きさせることなく素敵なサイクリングを演出してくれます。 行きの道中は緩やかな上り坂。「上り坂である。」と気づかないほどの傾斜なので全く苦しくはないのですが、時速15kmほどでやはりスピードがでません。しかし、下りになるとスピードアップ!上りの2倍の速さになります。 Le P'tit Train du Nordは保全のために有料(17才以上5ドル、17才以下は無料)となっています。また夜間照明はないので、夜間の走行はお薦めできません。サイクリングができるのは10月31日までとなっています。今回は参考のために私が行ったコースをご紹介しましたが、Le P'tit Train du Nordは全長200km、モントランブランからなど、どこからでもサイクリングをスタートすることができます。詳しくはローレンシャン観光局公式サイトに細かく紹介されています。ツーリストインフォメーションでも小冊子を手にすることができます。是非ご参照ください。 | ||||||||
取材・文:田鍋 有紀 | ||||||||
過去のアクティビティ | ||||||||
当ホームページ内の画像・文章等の無断使用、無断転載を禁じます。すべての著作権はFROM MONTREAL.COMに帰属します。情報の提供、ご意見、お問い合わせは「左メニューのCONTACT」よりお願いします。 Copyright (c) 1996-2007 FROM-MONTREAL.COM All Rights Reserved |